House Call System-ハウス・コール・システム カスタム・メイドの英語レッスン!

コンセプト

House Call Systemを2004年3月にスタートしてから、早いもので丸7年が経ちました。
幼稚園や小学校低学年の頃から受講して頂いている生徒さんたちが、中学生になられるという年月の流れの中で、生徒さんの英語・英会話の習得や向上のみならず、ご成長そのものを実感させて頂くことは私にとっては、とても貴重な体験であると同時に、私自身もその中でさまざまなことを学ばせて頂いています。

この7年の間、英語・英会話を取り巻く環境にも、さまざまな変化がありました。
英会話スクール最大手だったNOVAが破綻し、英会話ビジネス全体へのイメージや信頼が大きく損なわれました。
子ども/児童英語に関しては、ついに今年の春から公立小学校での英語必修化が始まりますが、お子様の習い事のトップ3には、必ず英語・英会話が入るという状況は、長年続いています。
しかし今の若者は、海外に留学したり、海外転勤をしたがらないという内向き傾向が最近よく言われています。今の20代、30代の若者の中にも、幼稚園や小学校の頃、英語や英会話を習っていた人たちも多いことと想像しますが、そうだとしたら、その英語や英会話から派生して、外国文化や歴史、生活習慣などに興味を持ち、長期でなくとも海外に出ていきたいというチャレンジ精神や好奇心は生まれなかったのでしょうか?
そんな若者の内向き志向とは逆に、日本企業の中で『グローバル化』という旗印の下、英語の社内公用語化が起こっています。これには賛否両論がありますが、私は反対です。グローバルなビジネスを実践するには、その企業がどこの国の企業であるかは重要ではないのかもしれませんが、私はその企業のコーポレート・アイデンティティーとして、その企業の母語そのものもコーポレート・カルチャーを形成していく重要な要素だと考えるからです。

House Call Systemでは、『日本語という母語をベースに、外国語としての英語を学ぶ』というスタンスを基盤にしています。これは、「英語の単語や文章を日本語に訳して理解する」ということではありません。英語を学ぶ際に、外国人講師、日本人講師に関わらず、Only Englishで日本語禁止の環境で英語を学び、何となくボンヤリと英語でわかっている」のではなく、意味やルール(=文法)などを日本語(または他の母語)でのしっかりした理解をベースにした英語習得を目指しています。
また、私はHouse Call Systemを始める前から、自分のポリシーとして、ご両親が共に日本語が母語の場合の、日本における英語による子育て(所謂『バイリンガル子育て』)には異を唱えていました。そのため、英語子育てを実践されている親子でHouse Call Systemのトライアル・レッスンをお受け頂き、私が日本語の大切さを力説したことによって、ご入会、ご受講に至らなかったケースは数えられないほどありました(確信は持てませんが、それが主な理由だと思います)。

ビジネスの面から考えると自分のポリシーを押し通さず妥協が必要と考える方もいらっしゃると想像しますが、私は当方のレッスンをお受け頂き、責任を持って英語・英会話の習得をサポートさせて頂くからには、残念ながら自分の信念を曲げることはできません。

House Call Systemを始めて7年経った今、長い間継続して頂いている生徒さんの英語力、会話力を客観的に判断しても、日本語の語彙、表現力、思考力、論理性など日本語の国語力と知識がしっかりとした基礎になって、英語の力がその上に形成されていることを今まで以上に実感いたします。

また、母語だけではなく、グローバルの時代だからこそ、個人のアイデンティティーが重要になってくると思います。大学生時代初めてアメリカでホームステイをした時、私はアメリカのポップスやハリウッド情報などアメリカのポップ・カルチャーには精通していたので、ホスト・ファーザーを驚かせました。しかし、日本の文化や歴史について尋ねられると口をつぐむ始末。若気の至りと言い訳したい気持ちですが、恥ずかしながら今もその分野は苦手です。「あなたはどこの出身ですか?」と尋ねられたら、自分の出身国や地域のことは、最低限説明できなければ相手の信頼を得られないと思います。
その意味でも、母語に加え、自分の出身国の文化、歴史、生活習慣、政治・経済の現状などをバックボーンとして身につけておく必要があると考えます。

そのような裏付けを基に、今後はネイティブ講師を売りにするのではなく、英語教授法を学んだ経験のある日本人講師のレッスンに力を入れていく所存です。とは言っても、外国人講師のレッスンは、英語を話す恥ずかしさを克服し度胸をつける機会となるので、それらをミックスさせてまいります。

8年目を迎えるHouse Call Systemでは、今後もお子さまから、大人に至るまで、一人一人がお持ちの英語・英会話学習の目標やニーズにきめ細かに対応しながら、その学習をサポートしてまいります。

2011年3月8日
NANNO & Company 主宰 南野佳美

 

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